2019年07月03日

6月に読んだ本

寿フォーエバー 山本幸久
生きている理由 松岡圭祐
海の見える理髪店 荻原浩
妻が椎茸だったころ 中島京子
この世にたやすい仕事はない 津村記久子
北海道八十八ヶ所霊場巡拝ガイド 北海道八十八ヶ所霊場会編
いつのまにか筆ペンが上手くなる本 田中鳴舟
私は看取り士。わがままな最期を支えます 柴田久美子

8冊ですが、純粋に読んだと言えるのは6冊でした。
プラスマンガで『波よ聞いてくれ』『百姓貴族』『銀の匙』

『寿フォーエバー』は山本幸久作品ならではのハッピーエンドで他作品から大勢のゲスト出演!
楽しかった〜〜〜〜

『生きている理由』は男装の麗人・川島芳子の物語です。

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なぜ芳子は男装の麗人になったのか、までの物語。
けど、なんだか箇条書きみたいな小説でした。
カルジュルジャブかっこいい
山家とその仲間もかっこいい
けど、感想は「箇条書き小説」
スンマヘン!!

『妻が椎茸だったころ』はタイトルに惹かれて買いました。
タイトル大事!
5つの短編からなる一冊です。

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不思議な話が多いなあと思って読んでいたのですが「泉鏡花賞」受賞と聞いて納得。
表題の『妻が椎茸だったころ』が特によかったです。
っていうか、
何よりこの文庫本、紙が厚手でとても素晴らしかったです!!

『この世にたやすい仕事はない』は好きなフレンチレストランのマダムがブログで紹介していたので読んでみました。

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あらすじは出版社のサイトより
自分にふさわしい仕事って何だろう? 面白いけれど、きつい、やりがいのある仕事に燃え尽きた36歳の女性が、仕事との健全な関係を取り戻すために踏み出した場所は?おかしくて不思議な連作仕事ファンタジー”。

なんですがーーー!!!
わたし、なぜだか、主人公を男の人だと思い込んで読んでいました。
文中に主人公の名前は出てこないし、勝手に男だと思っていたんだよ。

途中で、女性と明記されてビックリし、はじめから読み直しました。

ざっくり言えば「自分探しの旅小説」です。

そんな不思議な仕事ってあるの?って仕事ばかりを紹介される主人公。
だって希望が「コラーゲンの抽出を見守るような仕事」なのですから。

第1話の「みはりのしごと」と最終話の「大きな森の小屋での簡単なしごと」だったらわたしでもなんとかできそう。

2017年にNHKでドラマ化されていました(知らなかった!)
主人公が真野恵里菜ちゃんでした。
知ってたら主人公が男だなんて間違いしなかったよなぁ〜〜
ドラマ化に際して主人公に「霧中かすみ」という名前が付きました(霧中て!かすみて!!)
どんなになったのか見てみたいです。

『看取り士。わがままな最期を支えます』は朝日新聞でコラムを書いていらした柴田久美子さんの本です。

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看取り士という仕事があるということも知りませんでした。
医療機関とも連携してくれるとか。
人はなかなか簡単には死ねないというのが実感なので、専門家が入るのは好ましいことです。

秋にこの本が原案となった『みとりし』という映画が公開になるそうです。
ほほお〜
posted by 元女将 at 21:14| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月08日

『海の見える理髪店』

155回直木賞受賞作です。
この時の芥川賞が『コンビニ人間』
つい最近だと思っていたんだけど、2016年だって。まじか。

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本の紹介は出版社のサイトより

主の腕に惚れた大物俳優や政財界の名士が通いつめた伝説の床屋。ある事情からその店に最初で最後の予約を入れた僕と店主との特別な時間が始まる「海の見える理髪店」。
意識を押しつける画家の母から必死に逃れて十六年。理由あって懐かしい町に帰った私と母との思いもよらない再会を描く「いつか来た道」。
仕事ばかりの夫と口うるさい義母に反発。子連れで実家に帰った祥子のもとに、その晩から不思議なメールが届き始める「遠くから来た手紙」。
親の離婚で母の実家に連れられてきた茜は、家出をして海を目指す「空は今日もスカイ」。
父の形見を修理するために足を運んだ時計屋で、忘れていた父との思い出の断片が次々によみがえる「時のない時計」。
数年前に中学生の娘が急逝。悲嘆に暮れる日々を過ごしてきた夫婦が娘に代わり、成人式に替え玉出席しようと奮闘する「成人式」。
人生の可笑しさと切なさが沁みる、大人のための“泣ける"短編集。


表題作の「海の見える理髪店」からの3篇はオチが途中でわかってしまい感動できずでした。

一番好きなのはラストの「成人式」
亡くなった子どもに成人式用の晴れ着のカタログが届く話は聞いたことがあります。
たぶん小学校や中学校の名簿から機械的に送られるのだろうけど、それがどれだけ家族を傷つけることか…
この夫婦もカタログを手にして5年前のつらい日々に気持ちが戻ってしまうのだけど、ここからの逆転がスゴイ。
一緒にワクワクしました。
替え玉出席だなんてちょっと思いつかない。

読み始め「こういうのちょっと苦手かも」と思っていた「空は今日もスカイ」もよかった。

今日は天気が良くて、風が涼しくて、気持ちよく本を読めました。
どこも痛くないし、幸せ〜〜〜〜
posted by 元女将 at 18:16| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月01日

5月に読んだ本

4月にほとんと読めなかった分、図書館の貸出期限がギリギリで一気に読みました

花咲舞が黙ってない 池井戸潤
雪華燃ゆ 上絵師律の似面絵帖3 知野みさき
巡る桜 上絵師律の似面絵帖4  知野みさき
江戸は浅草 知野みさき
幽霊たち 西澤保彦
小袖日記 柴田よしき
ペコロスの母に会いに行く 岡野雄一
地層捜査 佐々木譲
芸者でGO! 山本幸久
「がん活性消滅療法」という選択 前田華郎
九十九藤 西條奈加
野良女 宮木あや子

12冊、うち時代物が6冊でした。ちょうど半分。

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『上絵師律』は楽しみに読んでいるシリーズです。
長屋で上絵を描きながら生活している律と幼馴染の葉茶屋・青陽堂の跡取り涼太の淡く歯がゆすぎる恋の行方とそれぞれの仕事の悩みや成長、プラス律の似面絵が鍵となって事件が解決するミステリーと1冊で3度美味しい物語。
けど、あまりにも歯がゆいので、時々「きーーーー」っとなります。

同じ作家の『江戸は浅草』は「六軒長屋」で暮らす人々の物語。

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4つの事件を主人公の真一郎と長屋のみんなのチームプレーで解決していきます。
律みたいにガマンをしてないので読んでいてとても楽
新シリーズって書いてあったから続編を楽しみにしています。

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本の紹介は出版社のサイトより

上司との不倫に破れて自暴自棄になっていたあたしは、平安時代にタイムスリップ! 女官・小袖として『源氏物語』を執筆中の香子さまの片腕として働き、平安の世を取材して歩くと、物語で描かれていた女たちや事件には意外な真相が隠されていた−−。

よくあるタイムスリップものではなく、気がついたらその時代に生きている人(小袖ちゃん)の心っていうか頭の中にすっぽり入っていたのです。だから、言葉や習慣は平安時代に馴染んでいるのでそんなに苦労はありません。新しい!!

それにしても柴田よしきってすごい振り幅だなぁと思います。
山内錬から小袖までって!
そしてどれも面白いのです

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紹介は出版社のサイトより

江戸の人材派遣業、口入屋。縁あってその女主人となったお藤だったが、武家相手の商売は行き詰まっていた。店を立て直すため、お藤が打って出た一世一代の大勝負は、周囲の反発を呼び、江戸を揺るがす事態に発展。さらに、かつての命の恩人によく似た男と出会い、心は揺れ……。商いは人で決まる──揺るぎない信条を掲げ、己と仲間を信じて人生を切り開くお藤の姿が胸を打つ、長編時代小説。

付け加えることはなにもない見事な紹介であります。
西條奈加もハズレ無しの作家さんです。

『芸者でGO!』は東京・八王子の置屋「夢民(ゆめたみ)」に在籍する五人の芸者たちの物語です。
アヒルバスのデコちゃんがゲスト出演しています。
このゲスト出演があるのが山本幸久の楽しさで、ついつい他の作品も読んでしまう罠でもあります。
どの作品も楽な気持ちで読めるので、疲れている時には最高
posted by 元女将 at 15:00| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月04日

4月に読んだ本

ひゃ〜〜〜
大型GW中のため、今日がナン日でナン曜日なのか気にもしなかったら、もう4日なんですね〜〜〜

というわけで、遅まきながら4月に読んだ本です。
忙しくてホントに読む暇なしでした(本だけに

ソロモンの犬 道尾秀介
グッドバイ 朝井まかて
マスカレード・イブ 東野圭吾
嗤う闇 女刑事音道貴子 乃南アサ

たったの4冊!
2回も旅行に行ったのに、往復の飛行機ではWi-Fiビデオに夢中だったからな〜

雑誌で、『竹林精舎』(福島のお寺の住職で芥川賞作家の玄侑宗久著)の紹介を見て「コレは読みたい!」と思ったのですが、実はこの作品は『ソロモンの犬』の登場人物のその後の物語というかアナザーストーリーのような存在だということがわかったのです。
それならばまずは『ソロモンの犬』から読まなくては!
他の作家の小説に感銘して続編を書こうと思うなんて珍しいです。
『竹林精舎』は書き始めてすぐ東日本大震災が起こり、当初とは全く違う物語になったと何かの記事で読みました。

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『ソロモンの犬』のあらすじは出版社のサイトより

秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。
だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。
そして予想不可能の結末が……。青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。


う〜〜〜ん
道尾秀介さんは以前2冊読んだ時「ちょっとわたしには合わないかも」と思ったのだけど、今回もやっぱりそう思ってしまった。
つまらないわけじゃないし、文章も読みやすいのだけど、単純に好みの問題なんですね。

で、肝心の『竹林精舎』にも手が伸びていないのであります…

『マスカレード・イブ』はキムタクと長澤まさみちゃんのダブル主演で映画化され話題になりました。
これはふたりが出会う前の物語。

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あらすじはまたもや出版社のサイトより

ホテル・コルテシア大阪で働く山岸尚美は、ある客たちの仮面に気づく。
一方、東京で発生した殺人事件の捜査に当たる新田浩介は、一人の男に目をつけた。
事件の夜、男は大阪にいたと主張するが、なぜかホテル名を言わない。
殺人の疑いをかけられてでも守りたい秘密とは何なのか。
お客さまの仮面を守り抜くのが彼女の仕事なら、犯人の仮面を暴くのが彼の職務。
二人が出会う前の、それぞれの物語。


軽くて読みやすい1冊でした。
小説の中の新田はかなりのチャラ男。キムタクとはイメージが違うけどどういう風になっているのか映画も見てみたい(テレビでやったらね)

『嗤う闇』は本当に久しぶりの音道貴子刑事!!
よっ!おとみち!!と声をかけたくなっちゃうくらいカッコいいです。

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またまたあらすじを出版社のサイトより拝借

レイプ未遂事件発生。被害女性は通報者の男が犯人だと主張。被疑者は羽場昂一──。
レイプ事件の捜査に動いていた音道貴子に無線が飛び込んだ。貴子の恋人、昂一が連続レイプ犯? 
被害者は大手新聞社の女性記者。無実の通報者に罪を着せる彼女の目的とは? 都市生活者の心の闇を暴く表題作など、隅田川東署へと異動となった貴子の活躍を描くシリーズ第三弾。傑作短篇四編収録。


刑事が活躍して事件を解決するって話はいいなあ〜
わたしはあまりひねらずに事件が起こり、それを警察や探偵が、ま、検事でも弁護士でもいいんだけど、事件を解決してくれればそれでいいのですけど、そんな単純な物語ってのはあまりないのです。残念。
posted by 元女将 at 21:15| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月15日

『グッドバイ』

朝井まかての新聞小説読み終わりました。

主人公は幕末から明治の激動期に生きた女性商人、大浦慶(元の名は希以。読み方はケイ)
全く知らなかったのだけど、実在の人物だそうです。

あらすじというか、話のスタートはこんな感じです。
「大浦屋は長崎の油問屋だった。
4歳の時母を亡くし、入婿の父は後妻をもらうが、お慶が16歳の時大火で店も家も全焼。父は後妻とその間にできた息子を連れて逃げ出してしまう。
店を存続させるため、17歳のお慶は婿をとるが、甲斐性なしと見てすぐに離縁。そののち自ら女主となる。
お慶はオランダ人から買い物を頼まれたことをきっかけに、茶を海外に売ることを思いつく(油問屋なのに!!)
はじめは密貿易でその後本格的に茶貿易をし、莫大な外貨を稼ぐ。」

茶葉を大量に手に入れるため、嬉野などの農家に頼んでお茶を育ててもらう描写があり、今もお茶の名産地として知られる土地の始まりがこの人だったんだ〜〜と感慨深いものがありました。
わたしの実家は製茶製造販売業だったので、お茶の話はとても身近に感じて面白かったです。

その後お慶は豪商として名をはせ、坂本龍馬ら幕末の志士たちとも交流があったり、山あり谷ありの人生を送るのであります。

朝井まかてにハズレ無し、だったんだけど、正直物足りなかった…
今回は新聞小説でたぶん3月末で終了というのが予め決まっていたのだと思います。
だから最後の方は駆け足だった。
だって、週1回連載のはずが最後の数日は毎日連載だったもんね。

それでもまだまだ書き足りなかったんじゃないかな。
横浜時代の話はもっと読みたかったな。
書籍化する時は大幅加筆をお願いします
面白かっただけに、尻すぼみ感が惜しい!!

精霊流しのシーンは堪らなかった
名シーンじゃった。

脇役の人たち、特にお店の人たちが身近に感じられて応援したくなりました。
弥右衛門、およし、おみつ、みんな幸せになってほしい。
あと、亥之二はしゃんとできるかなぁ(超心配)
書籍化が待ち遠しい〜〜
posted by 元女将 at 15:00| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月02日

3月に読んだ本

母の個展一日目が無事に終了しました。
わたしの友だちも来てくれました。
同じ市内に住んでいるとはいえ、なかなか会えないのでとってもとっても嬉しかったです

それはひとまず置いといて、3月に読んだ本です。
なにせお尻が痛くて、活動範囲が極狭だったので読書はすすみましたの12冊。
『新世界より』が大物だったしね!!

新世界より 貴志祐介
校閲ガールトルネード 宮木あや子
セレモニー黒真珠 宮木あや子
憧憬☆カトマンズ 宮木あや子
ALONE TOGETHER 本多孝好
「孤独」は消せる 吉藤健太朗
サイボーグ時代 吉藤オリィ
酔ひもせず 其角と一蝶 田牧大和
初恋料理教室 藤野恵美
強奪 箱根駅伝 安東能明
店長がいっぱい 山本幸久
ふたつの星とタイムマシン 畑野智美

『新世界より』と『校閲ガール』と吉藤さんのことは過去に書いているので(全部オススメ!!)他の本のことを。
あ、その前に!
宮木あや子さんの本はどれもウルトラハッピーエンド!!最高です。
他の本もぜひぜひ読もうと思っています
だって楽しい気持ちになれるから!!

3月に読んだ本は全部面白かったです。
『酔ひもせず』は途中まで夢枕獏の『陰陽師』シリーズっぽくどんどん続くんだなぁと勝手に思って読んでいたらなんとなんとの結末でした。
何冊もシリーズが続いてのこの最後でも良かったような気もするけど、物語をひっぱってこのラストはツライか(ネタバレしないように感想を書くのは難しいっす)

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『初恋料理教室』はタイトルや表紙の絵のイメージよりずっと大人っぽい話だったから、ちょっともったいない気がしたなーーー

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『強奪 箱根駅伝』は迫力のあるレースの描写がよかったです。けど犯行の動機がなーーーー

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『店長がいっぱい』はとても楽しかった。

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短編なのだけど、すべて「友々家」という他人丼を売りとしているファストフードの店長さんにまつわる話。
すべての話にフランチャイズ事情部の霧賀という女性が登場し、話を一本の糸で繋げます。見事!!

『ふたつの星とタイムマシン』は表紙から感じたほどファンタジーではなかったです。
ちなみに表紙の絵はキングコングの西野亮廣さんでとてもファンタジーです。

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お話の中には、それどうよ?っていうのもあるけど、じわじわいいなぁというのもあり、他の本も読んでみたくなりました。
けど、どうしてわたしはこの人の本を読もうと思ったのだろうかしら?

今月も楽しい本に巡り会えますように!!
posted by 元女将 at 22:34| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月17日

続・吉藤健太朗(オリィ)さん

昨日興奮しすぎて書けなかった本の感想を。

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2017年出版

内容は出版社(サンマーク出版)様よりのHPから拝借

11歳から14歳までの3年半、不登校やひきこもりを経験し、生きることが辛いほどの孤独に苦しめられた吉藤健太朗。 中1の夏、ふとしたきっかけで出場することになったロボットコンテストで奇跡の優勝を果たす。

師匠と呼ぶ先生との出会いを経て高校に進学後は、画期的な車椅子の発明から世界最大の高校生の科学大会「Intel ISEF」でみごと栄冠に輝く体験をすることに! ところが……。

それまでの辛い経験、努力が報われたことや、栄えある受賞の誇らしさを感じながらも、猛烈に湧き上がってくるのは「自分は何のために生きているのか」という強烈な不安感だった。

黒い白衣に身を包み、分身ロボットの開発やALS患者のコミュニケーション技術の研究で国内外から注目されるロボットコミュニケーターによる、初めて胸の内を綴った書き下ろしノンフィクション。

人生のいろいろな壁を、常識破りやクレイジーと言われる方法で突破しながら、"理論"ではなく"感覚"でロボットを研究する筆者の思考回路、発想法が詰まった、自分のあらゆる可能性の扉を開きたくなる1冊。


さすが出版社、完璧な紹介っす!!
ひとこと付け加えるならば、中1の時にロボコンに申し込んでくれたお母さんがスゴイ!!
天才にはこういう母のアシストがあるのですね。
さかなクンのお母さんの話を思い出しました。

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2019年出版

内容は出版社(きずな出版)様より拝借

いま、メディアでもっとも注目される「ロボット界の若き鬼才」が初めて語る人間とメカが高度に融合し、リアルとネットの境界線が消える、来るべき未来の全容とは?

ガラケーからスマートフォン、そしてウェアラブル端末へ……加速し続けるテクノロジーの発展と、従来の価値観が逆転する社会では、<体が資本>の時代が終焉し、<心が資本>の時代が到来する!

分身ロボットOriHime(オリヒメ)、視線入力装置OriHime-eyeをはじめ、テクノロジーの力で人間の「できる」を拡張し続けている稀代の天才が、わかりやすいメッセージで読者をアップデートする。

自分の肉体をシェアする
これからの時代を生き抜く6つのストラテジー
「できない」こそ武器に変わる
未来のアルバイト「イタコ」
逆年功序列社会の到来
ムラ社会2.0
万能評価主義から適材適所主義へ
コミュニケーション非ネイティブのための超簡単な会話の極意
仕事はドラクエ化する
死をカジュアルに語る


とにかく目からウロコがボロボロでした。

一番ビックリしたのは
“「ありがとう」はお金と同じ。
ほかの人からいわれる(受け取る)ことで、ほかの人にいう(渡す)ことができる。
自分が感謝を口にするばかり(収入がない)だと自分の口から出る「ありがとう」が借金のように重くのしかかり感謝の代わりに謝罪が始まる“
というところでした。
わたしは感謝の言葉は「ただ」だからどんどん使えばいいと思っていました。
それはわたしが日頃何気なく誰かから「ありがとう」を言われていて(スーパーのレジの人からでも)貯蓄があるからなんだね。
その立場にならないとわからないことです。
「ありがとう」の貯蓄がなくなると「ありがとう」ではなく「すみません」「ごめんなさい」になるなんて…

スカッとしたのは
"今の20代はマッチの擦り方もわからんと嘆く先輩方は、木を擦って火をつける方法がわからないし、SNS(略)がわからない"ってとこ。
マッチなんて必要に迫られたら付けられるし、年寄りはマッチは擦れるけどコントローラーの使い方がわからないでしょ!と思っていたけど、木を擦って火をつける方法って、遡ったか!そうきたか!と笑いました

「そんなんじゃ、老後になってから苦労するぞ」とアドバイスしてくれる先輩に対しては、必ず老後が来ると信じてるのが不思議だとオリィさん(なぜこの名前を使うのかについても本の中で説明されています)は言います。
確かにな〜〜
わたしは割と死を具体的に考えている方だと思うけど、それでも老後はあるって無意識に信じてしまっています。ま、すでに老後に突入してるけどな。
もしかしたら1年後、いや、数秒後に死んじゃうかもしれない。
「いつ死ぬかわからない」それは自分も自分の大切な人も。
それを意識すれば充実した日々が送れるぞ、と。
例えば、遊園地を例に出しています。
閉園時間が21時だとすると、逆算して今から何時間遊べる、コレとコレとコレに乗ろう!!と思い切り楽しめる。人生だってそうじゃないの?と。そうかもね。

オリィさんは「健康を意識しながら、同時に死を意識する。」と書いてます。

ほんと、そう。

この2冊はとても大きなフォントが使われています。
はじめは、字を大きくしてページを稼いでいるのかい?と意地悪な気持ちでしたが、2冊読み終わるとこの文字の大きさでよかったと実感します。すぐに読み返せるのです。あ、あれ、どこに書いてあったっけ?と思うと、ザザーーっとめくればすぐに見つかります。すごい。
posted by 元女将 at 21:46| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月16日

吉藤健太朗(オリィ)さん

去年の暮れ、偶然テレビで見てから気になっていました。
情報番組か何かだったと思うのですが、ロボットカフェの紹介でした。
「ロボットカフェ」という聞き慣れない単語に耳が反応し、目を向けてみると、何やらモード系の洋服(実は違った)を着たすごいイケメン青年が説明しています。
どうやら体の不自由な人がロボットを遠隔操作をしているようなのです。
しかしながら、わたしったら、あることで頭が沸騰してしまい、肝心なイケメン青年の名前もカフェの名前も聞こ損なうという失敗をしでかしたのであります。
わたしが沸騰したのはですね、その時のレポーターがこのイケメン青年に唐突に「ところで大谷翔平って知ってますか?」と聞いたのです。唐突だったとわたしが感じただけで流れはあったのかも知れません。
すると彼は「いや、知らないですね」と答えました。
そうするとテレビの力で、この彼は常識のない青年であるということがバーーーンと印象付けられてしまい、そのロボットのこととかは印象が薄らいでしまったのです。怖いわね。ネットの情報はもちろんだけど、テレビも新聞も鵜呑みにしちゃ危険だと思いましたですよ。

大谷翔平くんはエライ!!
それは間違いない!!
でも、大谷くんを知っていることがエライということはない。
大谷くんを知っていると楽しい
けど、知らなくても何も困らないし、それは常識とは違うと思うのです。

で、わたしは怒りで頭が沸騰したのであります。
はぁ?大谷くんはエライけど、なぜそれを聞く?ロボットと大谷くん関係ないっしょーーー!何その質問!ムッカーーーー

テレビを見るとこのようによく沸騰するので、息子には呆れられています。さすが高血圧とか言われます。関係ないよ、たぶん。

最近、Twitterで誰かのリツイートか何かで彼のツイートを見て「おおお!!」と興奮。
Twitterありがとう

すぐに本屋さんに著作を買いに走ったのですが、休みだったり、置いてなかったりで結局6軒目で購入。
やっと会えた

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うわ
ここまで説明するだけでこんなに興奮してしまった。
本の紹介と感想は明日

昨日取りに行った包丁ですが、恐ろしいほど切れます。
切る、なんてもんじゃないよ。
切りたいものの上に「置く」と切れてるのーーーー
キャベツが切れないナマクラ包丁も速攻持って行こうと決めたよ!
posted by 元女将 at 17:59| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月06日

『校閲ガール』

『校閲ガール』シリーズ読み終わりました。
楽しかった!

『校閲ガール』は石原さとみちゃん主演でドラマ化されました。
とてもとても楽しく見ていましたが、原作とかなり設定が変わっていました。
でも、主人公の石原さとみちゃん演じる河野悦子のキャラクターや物語の世界観は共通していたので、別物として楽しめました。ただ、先に原作読んでいたらどうだったかな?

あらすじは出版社のHPから拝借

『校閲ガール』

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憧れのファッション雑誌の編集者を夢見て、根性と気合と雑誌への愛で、 激戦の出版社の入社試験を突破し 総合出版社・景凡社に就職した河野悦子(こうの・えつこ)。
しかし、「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、悦子が配属されたのは校閲部だった。

入社して2年目、苦手な文芸書の校閲原稿に向かい合う日々。 「こんなところ早く抜け出してやる」とばかりに口が悪い演技をしているが、 段々自分の本性がナマイキな女子であるような錯覚に陥ってくる毎日だ。
そして悦子が担当する原稿や周囲ではたびたび、ちょっとしたトラブルが巻き起こり……!?


場違いなくらいファッションをキメて出勤し、思ったことを遠慮しないで言う悦子だけれど、仕事はキッチリ、完璧!
入社試験を突破できたのも、実は卓越した記憶力と観察力が校閲部の部長の目に留まったからなのでありました。
悦子は偏見を持たない、他人の目なんか気にしない、気持ちのいい女です。

『校閲ガール ア・ラ・モード』

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前巻の続きかと思ったら、脇役だった人たちが主役になるスピンオフ。

入社して2年目、ファッション誌への異動を夢見て苦手な文芸書の校閲原稿に向かい合う日々を過ごす悦子。
そして明るく一直線な彼女の周りには、個性豊かな仕事仲間もたくさん。
悦子の同期で、帰国子女のファッション誌編集者、
これまた同期の東大出身カタブツ文芸編集者、
校閲部同僚でよきアドバイスをくれる、グレーゾーン(オネエ系)のお洒落男子、
悦子の天敵(!?)のテキトー編集男、
エリンギに似ている校閲部の部長、
なぜか悦子を気に入るベテラン作家、などなど、
彼ら彼女らも、日々の仕事の悩みや、驚くべき過去があって……。


東大出身カタブツ文芸編集者藤岩さんがとてもいいです。
この巻は次巻のための養分的な感じ。
本筋の物語に膨らみが出るもんね。

そして今日読み終わった『校閲ガール トルネード』

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悦子は、恋に落ちたアフロヘアーのイケメンモデル(兼作家)と出かけた軽井沢で、ある作家の家に招かれて……。
そして社会人3年目、ついに憧れの雑誌の編集部に異動に!?


ラストがドラマと全く違いちょっとビックリ。
さすがに原作のほうが深いです。悦子も幸人もやりたい仕事と向いている仕事の違いに悩みます。
そりゃそうだよね。自分に向いていてやりたい仕事に就いている人なんてそうそういないはず。みんな折り合いをつけて暮らしているんだよね。今いるところで全力を尽くして。

校閲って文字の間違いだけ直すのかと思っていたらそんな簡単な仕事じゃなかったんですね。
昔々お勤めしていたところやPTAで会報を出していたのですが、その会報の仮刷りの文字や体裁の間違いをチェックする仕事はかなり好きでした。
これは「校正」なんですね。
「校閲」はさらに原稿の書かれた内容が事実と合っているかを確認するんですね。主に歴史事項、文学作品名、人名、化学・科学などの数値の確認などだそうです。
この本の中でも、列車の移動時間とかまで検証してますもんね。注意力散漫な人にはムリだね。

『ア・ラ・モード』の中でチラッと出てくる人物が主人公の物語をこれから読みたいと思います。
このシリーズは3時のおやつ感覚で気軽に読めて楽しい〜〜〜
posted by 元女将 at 21:07| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月05日

『新世界より』

雪解けが早い今年ですが、わたしの春の不眠症もしっかり早く訪れました。
不眠症というか、中途覚醒です。

例年だと3月末から4月末までなのに、今年はもう一昨日から始まっています。
寝付きが悪いのに、夜中に6回位目が覚めます。
鳩時計並に1時間に1回きっかり目が覚めるのです。

なんだろうね。
もうこの10年以上毎年です。
仕方がないと思っています。
日中眠たくなるわけでもないし、たとえ眠たくなっても大丈夫な環境だし。
ただ、朝が一番疲れています。
「ううう、長かった〜〜〜〜」(朝までの時間ね)
起きた時は栄養ドリング飲もうと思うくらい疲れているのだけど、動いているうちに大丈夫になります。

お尻は痛いし、PM2.5のせいで喉はガラガラするし、夜中にしょっちゅう目が覚めてるし、もうヨボヨボじゃ。

そんな中、SF大作を読みました!友だちから教えてもらった1冊です。

『新世界より』貴志祐介作
貴志祐介は『黒い家』が怖かった〜〜〜
眠れなくなるくらい怖かった〜〜〜〜〜〜!!

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辞書並みの厚さです。

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953ページ

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2段組

コレ、単行本だと上下2冊、文庫本だと上中下の3冊なのですが、ケチな私は1冊になっているノベルスを選択。

あらすじは出版社のHPより

1000年後の日本。「呪力(じゅりょく)」こと、念動力を手に入れた人類は、「悪鬼(あっき)」と「業魔(ごうま)」という忌まわしい伝説に怯えつつも、平和な社会を築いていた。
しかし、学校の徹底した管理下にあった子供たちが、禁を犯したため、突然の悪夢が襲いかかる!
崩れ去る見せかけの平和。異形のアーカイブが語る、人類の血塗られた歴史の真実とは!?


長い長い物語なのでこんなあらすじではなにもわかりませんね。
第29回日本SF大賞受賞 第1位をとった作品です。

語り部は早季という女性です。
彼女が小学生の時からお話は始まります。
死闘を繰り広げるのは彼女が26歳の時で、その10年後の早季が過去を振り返って手記を書いているという設定です。
だから早季がどんな危険な目にあっても彼女は生きているのである意味安心して読めます。
けど、そう思っていてもドキドキします。

最初は「ガンバの冒険」か?とか思って読んでました。
ちなみにアニメの「ガンバの冒険」が好きすぎて、原作の『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』も読みました。アニメ、原作とも名作!!ちなみに2015年上映の3DCGアニメ映画「GAMBA ガンバと仲間たち」は見てません。

途中「神話っぽいわ〜」となり、最後はこれは現実に起こったことの比喩なんだ、と思いしらされます。カースト制の、人種間の戦いの、9.11の。

壮大な物語でした。
ここんところスイスイ本を読めているので挑めた作品でした。
とても面白かったけど、このボリュームは読み始めるには覚悟が必要かも!

マンガにもアニメにもなっているそうです。
知らなかった!
posted by 元女将 at 22:09| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月20日

『書店ガール』完結

7年以上続いたシリーズが終了しました。
このシリーズは、多分シリーズものとしては珍しく、主人公が緩やかに変わっていきます。

スタート時点の主人公は「ペガサス書房」で働く40歳の西岡理子(アルバイトから副店長にまでなる)とコネ入社で怖いもの知らずのお嬢ちゃま社員27歳の小幡亜紀(亜紀の結婚式から物語はスタート)
ペガサス書房が閉店することになり、なんとか阻止しようと協力していくうちに初めは水と油だった二人がいい相棒となっていきます。

2巻(副題「最強のふたり」)では大型書店に転職を果たしてから2年後。理子は店長になっています。
バリバリ仕事をこなす二人だったが、亜紀が妊娠。
妊娠出産と仕事の両立、夫婦の関係など亜紀中心。

そしてここから今回読み直し。
3巻「託された一冊」
理子は店長兼東日本エリアマネージャー
亜紀は産休から復帰し、得意の文芸から経済ビジネス書担当になり戸惑っています。
震災から2年半後の世界
理子の担当する東北地区ではまだ震災の爪痕が深く残っています。

亜紀の母親としての覚悟と仕事に対する気持ちの変化が良かった。
理子の担当する仙台の老舗書店櫂文堂の店長沢村と理子の関係が気になったり、亜紀の夫伸光がコミックからラノベ立ち上げの担当になったり、亜紀の後輩のアルバイト高梨愛奈が元気ハツラツと登場したり、覚えているようで忘れていることもたくさんあり新鮮に読めました。それにしてもよく忘れてることよ。

4巻「パンと就活」
主人公が高梨愛奈と友人で別の書店勤務の宮崎彩加にバトンタッチ
愛奈はアルバイトを辞めて就活をしなくてはならない時期だけど、友人たちのようにバリバリ就活をする気にならない。
彩加は契約社員から正社員になるかわりに、吉祥寺の大型店から取手の駅ナカ店へ転勤。
沼津の彩加の叔母が怪我をしたと聞き見舞いに行くと、隣にトルコのパンの店ができています。
気のいい店主大田が手伝いに来てくれ、彩加は大田が気になります。

5巻「ラノベとブンガク」
駅ナカ店を無事オープンさせてから半年後の世界
自分なりの棚を作るが売れ行きが伸びず、本部の部長から売れる棚を作れと言われ悩む彩加。
アルバイトとの田中は人見知りでなにを考えているのかよくわからない。

亜紀の夫伸光はラノベのレーベル疾風ノベルの編集長になるが、慣れない仕事で四苦八苦する。
問題が多発するが、疾風ノベル大賞を取った「鋼と銀の雨がふる」をヒットさせようとバラバラだった編集部員がまとまる。
と、今回は彩加と伸光が主人公。

ラノベ事情がよくわかります。
ずいぶん具体的でわかりやすいなと思っていたら、作者が元ラノベ雑誌の編集者だったそうです。納得!
さぁ!次から新作!!

6巻「遅れてきた客」

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彩加が取手の駅ナカ書店の店長になってから一年半の世界、ようやく仕事が軌道に乗り始めたと感じていたところ、本社から突然の閉店を告げられるが、直前までアルバイトにも客にも言ってはいけないと言われ苦しむ。
伸光は担当作品『鋼と銀の雨が降る』のアニメ化が決定して喜ぶものの、思わぬトラブル続きとなり会社で吐血する。

トルコパンの店がビル建て替えで引っ越しをすることになり、叔母は彩加に書店を継いでトルコパンとのコラボの店にしてはどうかと提案。彩加の心は動く。

この巻も彩加と伸光が主人公でした。
いよいよ次巻が最終巻。
全員集合の大団円となるのかな。

7巻「旅立ち」

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シリーズ初の章立てです。
カーテンコールでひとりひとり挨拶するイメージなのかな。

第1章 愛奈
愛奈は母校の中学の司書教諭となって2年。
文化祭の出し物としてビブリオバトルをすることになります。

第2章 彩加
叔母の書店を継ぐことを決意し、故郷に戻り高校の同級生と会うがなぜか友人は彩加に苛立つ。

第3章 理子
理子たちの書店が合併され体制が大きく変わることに。
仙台の櫂文堂は駅前のファッションビルに移転、櫂文堂の名前が消えることに書店のスタッフは激しく抵抗する。
理子は板挟みになり苦しむ。

第4章 亜紀
本部勤務から店長として現場に戻ることになる。

思ったような大団円ではなく、続きがあるような終わり方。
小説は終わっても、彼女たちの世界は終わらない、と言っているようでした。
彩加のコラボ店と大田との仲や理子の活躍、小幡伸光のラノベなどみんなのその後がいつかまた読めたらいいな。
みんな元気でね、という気持ちで本箱にしまいました。
もしいつか続編が出た時にまた読み返そう(忘れるからね)
posted by 元女将 at 23:22| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月16日

『風が強く吹いている』(小説)

映画を見た記憶の新しいうちに原作を読み直しました。
もう5回目くらいかも。

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今回は映画のイメージのままに、脳内で「完全版」を作ったって感じです。

いちおうあらすじを出版社のサイトから拝借

箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。
「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。
自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説。


わたしが思っていたよりも映画の前半は原作に忠実でした。
細かい設定は変わっているけどそれは許容範囲。
わたしが嫌いなハイジの手をパンパンするのも、一度だけだけど「手を打ち鳴らした」ってところがあったし!!ビックリ!
映画のキャストは原作を読んでいてもスンナリと当てはまりました。
ニコチャンとかキングとかちょっとイメージしにくかった人物も生き生きと動いていたのは映画のおかげ。

駅伝本番の描写は原作では全体の半分近くを占めていて、じっくりと描かれています。
10人それぞれのモノローグもあり、一緒に走っているような気持ちになれます。
映画ではそういうのは味わえなかったね。

特に映画でダメだったのはレースのラストだよ
アレはダメだ!
原作では、ハイジは足の異変を感じ脂汗が出るくらいの痛みを感じながらもスピードを落とすことなくゴールするんだよ。
映画みたいにヨタヨタ這って、ケンケンでゴール、じゃだめだよ!!
あんなんじゃ後続のチームにじゃんじゃん抜かされちゃうじゃん。

せっかくあんなにいい原作なのに、感動の押し売りはよくないね。

とにかくとっても面白かった。
結末知っていてもドキドキワクワクできたのでした
posted by 元女将 at 23:59| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月01日

1月に読んだ本

年末年始用に借りた本を延長してまで怒涛のごとく読んだ12冊です。

検察側の罪人 雫井脩介
大川契り 善人長屋 西條奈加
硝子の太陽 Rouge 誉田哲也
第U捜査官 安東能明
南青山骨董通り探偵社 五十嵐貴久
魅入られた瞳 南青山骨董通り探偵社U 五十嵐貴久
降りかかる追憶 南青山骨董通り探偵社V 五十嵐貴久
マル暴甘糟 今野敏
強運の持ち主 瀬尾まいこ
お任せ!数学屋さん 向井湘吾
あの家に暮らす四人の女 三浦しをん
バードドッグ 木内一裕

『検察側の罪人』はキムタクとニノの共演で話題になった映画の原作です。
雫井脩介作品はもしかしてお初かも。
名前はよく見るのに読む機会がなかったのです。

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あらすじは出版社のHPから拝借

蒲田の老夫婦刺殺事件の容疑者の中に、時効事件の重要参考人・松倉の名前を見つけた最上検事は、今度こそ法の裁きを受けさせるべく松倉を追い込んでいく。
最上に心酔する若手検事の沖野は厳しい尋問で松倉を締め上げるが、だんだんと最上の強引なやり方に疑問を抱くようになり――。
人が人を裁くとは?
慟哭のラストが胸を締めつける感動の巨篇!


最上がキムタク、沖野がニノですね。
と思って読んでいたけど、キムタクのイメージではなかったでした。
2018−2019に渡って読んだけど、読んでいて非常に苦しかったです。
ラストもまったく爽快感なし

映画はずいぶん原作と違うみたいですね。
ラストがまったく変わっているとか。それってよく作者が許したね。

『大川契り 善人長屋』は大好きなシリーズです。

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裏稼業を持つ人々が暮らす長屋に底なしの善人加助が騒動を持ち込むパターン
あまりの善人ぷりに、実は一番悪いんじゃないかと勘ぐるわたしであります。
お正月に相応しい一冊でした

『南青山骨董通り探偵社』シリーズ3冊も肩の凝らないシリーズ

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テンポが良くてサクサク読めます。
登場人物のキャラクターもわかりやすい。けど残念なことに主人公が好きになれない。まだ続くのなら、主人公の成長が見たいわ。

『お任せ!数学屋さん』はラノベでした。

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中2の遥ちゃんは数学嫌い、その彼女の隣の席に転校生の宙くんがやってきます。
彼は「数学で世界を救う」と豪語し、次の日から悩みを数学の力で解決する「数学屋さん」を開業(無料)
遥ちゃんも手伝いようになりますが、ある日!!

全3巻で完結するようなので続きも読みたいと思います。
おとぎ話じゃ。

『バードドッグ』は『アウト&アウト』の続編

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最後ちょっと泣けます。
映画も見たくなっちゃうよ。

『あの家に暮らす四人の女』は好き嫌いが大きく分かれる作品です。
三浦しをんなだけに楽しみに読んだんだけど、正直、肌に合わなかったです。

読書ってこんなに急ぎ足でしちゃいけないよ、と思いましたです、はい。
posted by 元女将 at 22:56| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月19日

『硝子の太陽ROUGE』

長〜〜〜いこと待ってやっと年内に図書館貸出の順番が回ってきました。
年末年始用に借りていた本を除けて読み始めます。
そりゃそうだわどれだけ待ったことか!

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11月に読んだ『硝子の太陽NOIR』の対ともいえる作品です。
ジウシリーズと姫川シリーズのコラボだけど出版社は別々という、なんとも大人の事情の二作。

NOIRで姫川の出番は本当にカメオ出演並だったのだけど、ROUGEの東の出番はかなりありました。

あ、まずはあらすじです。光文社様のHPより拝借

祖師谷で起きた一家惨殺事件。深い闇の中に、血の色の悪意が仄見えた。
捜査一課殺人班十一係姫川班。警部補に昇任した菊田が同じ班に入り、姫川を高く評価する林が統括主任として見守る。
個性豊かな新班員たちとも、少しずつ打ち解けてきた。
謎の多い凄惨な事件を前に、捜査は難航するが、闘志はみなぎっている。──そのはずだった。
日本で一番有名な女性刑事、姫川玲子。凶悪犯にも臆せず立ち向かう彼女は、やはり死に神なのか?


いや〜〜〜〜やっぱり姫川シリーズは面白いです。
いつの間にか菊田が姫川班に戻ってきてる!
けどもう「キクターーー」とは言えません。同じ主任つー立場になってるからね。

一緒に捜査することになったガンテツの班にはかつて同じチームだったノリこと葉山がいます。
葉山…
ドラマでは小出恵介だった…

最後は姫川の天敵日下が直属の上司になることが判明し「ガーーン」となって終了。
これってまだシリーズは続くってことだよね?
楽しみです。

わたし遠藤憲一をちゃんと認識したのって、この日下役の時でした。
それまでも見てはいたんだろうけどね。
それから10年経って、まさか妖精になるとね

本を読んでいてもドラマの影響力は凄まじく、姫川は竹内結子で菊田は西島秀俊で、ガンテツは武田鉄矢。
だからこそスイスイとドラマを見ているように読めました
posted by 元女将 at 21:36| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月03日

2018年に読んだ本

まずは12月に読んだ本は

出署せず 安東能明
松谷警部と目黒の雨 平石貴樹
上流階級 富久丸百貨店外商部U 高殿円
水の中の犬 木内一裕
OUT-AND-OUT 木内一裕
アンマーとぼくら 有川浩

さすが12月でして落ち着いて本を読めずの6冊

『上流階級 富久丸百貨店外商部U』は図書館で予約してずいぶん待ちましたが、期待通りの面白さ。

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前作はアルバイトから正社員となり外商部に抜擢された鮫島静緒が主人公だったのだけど、今作は同僚の桝家修平と二人が中心となって物語が動きます。
相変わらず登場人物がみんないい人で読んでいて気分が良いのです。
わたしの中では修平は千葉雄大くんまたは志尊淳くんでした。

『OUT-AND-OUT』は映画『アウト&アウト』の原作。

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『水の中の犬』は『OUT-AND-OUT』の前作ということなので、まずは『水の中の犬』から読み始めたのだけど、この主人公がまったく遠藤憲一っぽくないし、映画の予告編で出てくる小さな女の子も全然出てこない。
んで最後主人公死んじゃうし
ひゃーーーと思いつつ『OUT-AND-OUT』を読み始めると、前作の主人公の死後探偵事務所を引き継いだ元ヤクザが新しい主人公になりました。
で、これが遠藤憲一だと(納得!!)
スピード感があってとても面白い
映画も見たくなりました。
シリーズ化されていて、あと2作あるそうなので読みたいと思います。

で、2018年読書総括〜〜〜
読んだのは108冊
煩悩の数だけ読みました

ベスト5とか発表してみようかしら。
順位不同で
まずは
一番読んだ作者=柴田よしきで15冊
彼女の「RIKOシリーズ」がなかなかハードでして、時々読みすすめるのにひるんでしまうほどでしたが、そのスピンオフの「麻生龍太郎シリーズ」や「花咲慎一郎シリーズ」が面白くてハマりました。

読んだ後も余韻が長く残ったのは
『銀の猫』朝井まかて

久しぶりに澪ちゃんたち登場人物に会えて嬉しかった
『花だより みをつくし料理帖特別巻』高田郁

楽しいお仕事小説
『プリティが多すぎる』大崎梢
ドラマ化されたのに北海道で放映されずがっかりしていたら、最近TVerで配信が始まりました。
見る前は主人公の南吉は千葉雄大くんのイメージと違うなぁと思っていたけどすぐに慣れました。
想像がつかなかったローティーン向けファッション誌「ピピン」の編集部が映像で見ることができて、わたしの中で物語が完結したって感じです。

印象に残っているのは
アニメを見ているように読んだ、夢枕獏『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』巻の一〜四
夢枕獏作品は『陰陽師』シリーズもアニメっぽい
時代物なのに映像が浮かび、ボリュームのある作品だけれど非常に読みやすかったです。

ちょっと無理やりなベスト5でした。
今年も面白い本とたくさん出会いたい
posted by 元女将 at 15:25| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月01日

11月に読んだ本

2018年も残すところ1ヶ月
早い!さっきまで2月だったのに!!

11月はなんだか落ち着かないうちに終わった感じです。
そんな中、読んだのは8冊。

アキラとあきら 池井戸潤
ア・ハッピー・ファミリー 黒野伸一
嗤う淑女 中山七里
無言館 戦没画学生たちの青春 窪島誠一郎
ギャラリスト 里見蘭
さよならベイビー 里見蘭
ブルー・ゴールド 真保裕一
硝子の太陽 Noir 誉田哲也

超ベストセラーはやっぱり面白かったです。
『アキラとあきら』
『硝子の太陽 Noir』

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ジウシリーズと姫川玲子シリーズのコラボと思って読んだのですが、ジウシリーズの新刊でした。
そこに姫川がちょこっとゲスト出演。
っていうか、カメオ出演。
しばらくぶりのジウワールドだったので、この人誰だっけ?と記憶を取り戻すのが大変でしたけど楽しく読めました。
スッキリしない終わり方なのもこのシリーズならでは。
勝俣はどっちのシリーズにも登場するのだけど、どっちのシリーズでもブレずにものすご〜〜〜く嫌な奴!

『ア・ハッピー・ファミリー』『さよならベイビー』は家族モノ

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無職の父、家で経理事務代行の仕事をしている母、短大2年の長女ナナコ姐(一人暮らし)高1の次女マミちゃん(美人で変人)中2の三女ミキ、中1の長男源五郎とおばあちゃんの家庭の話です。

ミキが主人公なのだけど、彼女は精神的に独立していて気持ちがいい。
ちょっと西加奈子の『円卓』を思い出しました。
西加奈子作品ではこの『円卓』と『漁港の肉子ちゃん』が好き

『さよならベイビー』
見知らぬ赤ん坊を連れてきた父親が、まさかの突然死。母亡き後ひきこもり歴4年のマサヨシは赤ちゃんと二人きり。途方に暮れるマサヨシだが児童委員オガタやいとこのしーちゃんの助けを借りて毎日を過ごしていく、というのが芯のストーリーなのだけど、ミスリードに次ぐミスリードで頭がこんがらがり、相関図を書いてしまいました。
かなりムリのある内容だけど読後感はスッキリ。

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現代版『悪女について』ともいえる一冊。

『悪女について』は読んで40年もたったのに(ひえ〜〜〜!!)忘れられない作品です。
物語の始まりですでに主人公が死んでいるというのも当時は衝撃でした。
有吉佐和子だったんだ…そりゃ、面白いよね。

ドラマを見て、こりゃ面白いと原作も読んだのだったよ。
ドラマの主人公をやった影万里江という女優さんがこのあと間もなく亡くなったからなおさら強く残っているのです。

2012年にもドラマ化されていたらしい。
主人公は沢尻エリカさま。うむむ(見てないから悪口言えない)

『嗤う淑女』の主人公はピンピンしていて、なんと来月続編が出るそうだ。
怖いから読まない
posted by 元女将 at 14:26| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月02日

『アキラとあきら』

旅行のお供の本を選んでいるうちに2冊も読んでしまいました。
忙しいのにアホや!
そのうちの1冊が『アキラとあきら』
池井戸潤作品です。

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池井戸潤なので、安心して読めます。
ってか、読み始めたら止まらなくなりました。

あらすじは出版社のHPより拝借

零細工場の息子・山崎瑛(あきら)と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬(かいどうあきら)。
生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。
やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。
逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった――。


どんな試練が降り掛かっても最後はうまくいくという池井戸潤作品の法則を信じて読みます。
そしてもちろんその通りでした。
だから、読後感最高!!
小説はこうじゃなくちゃね!

ドラマにもなっているそうです。
庶民のあきらは斎藤工くん、御曹司のあきらは向井理くん。
なるほどです。

ドラマのサイトを見ると設定が変わっているところがあちこちに。
小説を読むだけで映像が浮かぶ感じだったので、あえてドラマは見なくてもいいかな。
具体的な俳優さんを思い浮かべて読んだわけじゃないですが、とても映像的な小説だと思いました。

というわけで旅行用の本は未だ決まらずだ。
posted by 元女将 at 22:34| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月01日

10月に読んだ本

ぐぐっと冷え込んでまいりました。
10月に読んだのは6冊。

贖い 五十嵐貴久
舞う百日紅 上絵師律の似面絵帖 知野みさき
大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 山本巧次
観覧車 柴田よしき
回転木馬 柴田よしき
経済特区自由村 黒野伸一

『贖い』に結構時間がかかったな。

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あらすじは
7月1日東京・杉並。小学校の校門に男児の切断された頭部が置かれていた。
2日埼玉・和光。林で、中学生の少女の刺殺死体が発見された。
3日愛知・名古屋。ス−パーで幼児が行方不明になる。
これらの事件を追う捜査員の姿を丹念に描き、事件の背景、
犯人の動機を重層的に炙り出す五十嵐ミステリーの新たな金字塔。

3つの事件がつながっていく過程にはドキドキします。
けどなんといっても暗い…

『舞う百日紅』は『落ちぬ椿 上絵師 律の似面絵帖』の続編。
いろんなことが解決します。
続編が2作あるそうなので「読みたい本リスト」に入れておきました。
お律ちゃんには幸せになってもらいたいわ。

『観覧車』『回転木馬』は探偵である夫が失踪したために跡を継いで探偵事務所をやっている下澤唯が主人公。
10年に渡る物語です。
これまたいろいろツライです。
これで柴田よしきは一段落かな。

『八丁堀のおゆう』は「このミステリーがすごい!」の大賞をとっているそうですが、わたしにはちょっと合わなかったかな。
『経済特区自由村』は『限界集落株式会社』みたいな物語だと思って読んだら違いました。
本の帯に「お金を使わずに生きるのがぼくたちの活動だ。『限界集落株式会社』の著者が心のエコを問う」って書いてあったからなあ。

他には溜まっていた『ゴールデンカムイ』を一気に4冊読みました。
漫画も力作だと読むのにも力が入ります。
posted by 元女将 at 20:52| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月01日

9月に読んだ本

台風あり、地震あり、余震あり、またもや台風あり、と自然の恐ろしさが身に沁みた9月でした。
そんな中読んだ本は8冊。
柴田よしきも一段落。
『Don't stop the dance』は停電中に読んだ思い出深い一冊となりました。

a song for you 柴田よしき
Don't stop the dance 柴田よしき
食堂のおばちゃん 山口恵以子
終電の神様 阿川大樹
想い出あずかります 吉野万理子
ジョッキー 松樹剛史
花だより みをつくし料理帖特別巻 高田郁
風にもまけず粗茶一服 松村栄子

『食堂のおばちゃん』は松本清張賞受賞作です。

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嫁姑が切り盛りする食堂のお話。
ご近所さんや訳ありな客で毎日賑わっています。

本人が本当に食堂のおばちゃんだったと話題になりました。
新聞社の社食で働いていたそうです。
お酒好きでも有名らしく、賞金500万円の使いみちを聞かれた時に「世界中の高い酒を飲んでみたい」と答えたのも印象的でした。

シリーズ化していて、現在第5弾が連載中。
巻末にレシピが載っているのも楽しいので、ボチボチと読んでいけたらいいかなと思います。

『終電の神様』は第9回「エキナカ書店大賞」受賞作。

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「エキナカ書店大賞」とは、JR東日本の駅構内に立地する書店「BOOK EXPRESS」の書店員が、自ら読んで「面白い!」「お客様に薦めたい!」と思った本を選出する賞なんだそうです。

いろいろな事情で電車に乗っている登場人物。
それぞれがいいエピソードなのだけど、エピソードとエピソードになにかのつながりがあればもっと面白かったのにな、と思いました。
一つの話の脇役が他の話の主人公だったり、やっぱり脇役だったりってね。
「閉じない鋏」というお話が好きです。

『想い出あずかります』は「これぞファンタジー!!」って作品でした。

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柴田よしきバイオレンスワールドにどっぷり浸かったあとのリハビリに最適。
心のトリートメント効果あります。
『終電の神様』と『想い出あずかります』は函館日帰りの旅で読みました。
プロペラ機の中で読むのにちょうどよい内容と量でした。

『ジョッキー』は小説すばる新人賞受賞作品。
競馬のシーンは読み応えありました。

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『風にもまけず粗茶一服』は『雨にもまけず粗茶一服』の続編。

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主人公遊馬(次期茶道家元)はホントポンコツくんなんだけど、その場その場でやるべきことをマスターしていくんだよね〜〜
そんなうまくいくかいな?と思うけど、ま、お話だからね。
それにその遊馬くんは憎めないヤツなのです。
周りが助けたくなるのがわかる!
とてもおもしろかったです〜〜〜
続編も出ているので読みたいリストに追加しました。
posted by 元女将 at 21:51| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月20日

『みをつくし料理帖』再び!

大好きな小説『みをつくし料理帖』
大団円でのフィナーレ、登場人物を知り合いのように思っていたわたしは幸せいっぱいなきもちになりました。

なんと、このたび、まさかの続編が出版されました。

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高田郁さん作家生活10周年記念だそうです。
最終巻が出てから4年、物語の世界も4年後です。

懐かしい登場人物のその後
本編では描かれなかった「あさひ太夫と又次の物語」
ちょっと心配だった「数馬と妻のお話」
危機を迎える「澪と源斉夫婦」

地震後はラノベ風のものばかり選んでいたのでちょっと物足りなく思っていたところ、じんわりと心に染みました。
特に数馬夫婦のお話は何度も読み返したくなります。
わたしの中の数馬は、NHK版の森山未來ではなく、フジテレビ版の松岡昌宏なんだなぁ〜

また1巻から読んでみたい気持ちになったけど、他に読む本がゴマンとあるので老後の楽しみにしておきます。
ん?
わたしの老後っていつから?
ってか、老後って何?
老いの後?
改めて考えると変な言葉だね。
posted by 元女将 at 17:49| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする