2020年06月24日

『蜜蜂と遠雷』

恩田陸さんの小説です
直木賞と本屋大賞ダブル受賞作です

20062402.jpg

恩田陸さんは元々好きな作家さんだったので読むのが楽しみでした
けど
映画の予告編を『劇場版おっさんずラブ』の時に嫌というほど見たので、正直映画はもう見終わった気分
原作の小説ももう読まなくていいかなぁって気分でした

でも、もちろんそんなことはなかった
読んでよかったです
さすがダブル受賞

あらすじは出版社のHPより

俺はまだ、神に愛されているだろうか?
ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、
そして音楽を描き切った青春群像小説。
著者渾身、文句なしの最高傑作!

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。
養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。
彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。
第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?


二段組で500ページ超えの大作でしたが、一気に読みました
とーーーっても面白かったです

わたしはまったくクラシックに興味がないのでソレがどんな曲なんだかわからず、YouTubeで曲を流しながら読みました
いろんな方の演奏を聴きましたが、辻井伸行さんの演奏はハッとするものがありました
なるほど同じ曲でも演奏する人によって全くイメージが違うんだということも知りました

映画では、課題曲の「春と修羅」が聴けるのが嬉しいし、三次予選は一人の持ち時間が1時間もあるのにどうやって見せるのか気になります
(ラッキーなことに来月WOWOWで放送があるらしい!)

読み始めた時から、これは最終的な順位がつけられない状態で「さあ、栄冠は誰の手に!!」的なエンディングなんだろうと思い込んでいたのですが、まったくそんなことはなくスッキリとした終わりでした
読後感って大事だよね

映画の予告では意地悪な人が何人か出てくるみたいだけど、原作はそんなことはない優しい世界でした(コンクールは過酷だけど)
まぁ、映画と小説は別物だからね
とはいうものの、高島明石役の松坂桃李くんはぴったりでした
彼はいい!!

やっぱり賞を取る小説は面白いということがわかったよ

それはそうとして、図書館で借りた本のところどころ付箋が貼ってありまして、何か意味があるのだろうかと思ったのですがわかりませんでした

20062401.jpg

わたしの前に借りた人(たぶんコロナ前)に聞きたい!!
なんでここに付箋貼った?
posted by 元女将 at 21:49| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする