長い旅じゃった…

わたしなりにざっくりとあらすじを紹介してみますね〜
平安時代後期に起きた「前九年の役」「後三年の役」って社会科の授業で教わりましたよね
それです!!
ざっくりしすぎた

最終巻は奥州藤原家滅亡までの物語です
そこにみんな大好き源義経が深く深ーーーく関わっていきます
全編において辛く悲しい物語でした
滅びの美学っていうのはあるけどさ
辛いよ(からい、じゃないから)
序盤の主人公である安倍貞任と藤原経清がかっこいいです
敵である源義家との友情(?)にも胸が熱くなりました
経清の遺児、清衡の忍耐の人生
いばりん坊の兄真衡、アホな弟の家衡、ずる賢い親戚の吉彦秀武
読んでも読んでも、ハラタツーーー!!
はぁはぁ(興奮して疲れた)
4巻読み終わって、5巻目に入った途端に時代が150年も飛んだのはビックリでした
奥州の民の平和と文化を守るために命を落とした清衡のひ孫、泰衡
ツライ…
ただ、清衡が経清の、義経が義家の生まれ変わりっていうのはどうかな…
(ドラマでは経清と清衡のどちらも渡辺謙が演じたそうです)
今の日本が奥州藤原氏の頃の東北のような国になればいいのにね
光彩楽土

全五巻読み終わっての素直な感想は「歴史はいつだって勝者のもの」です

この物語は敗者である奥州藤原氏の立場から書かれたものです
教科書の歴史もこの物語もどちらも正しいのだと思います
けどね、わたしはこの物語を信じたい気持ちになりました
東北地方よ!!
いつか再興を!!と願ってしまいますよ