2019年04月15日

『グッドバイ』

朝井まかての新聞小説読み終わりました。

主人公は幕末から明治の激動期に生きた女性商人、大浦慶(元の名は希以。読み方はケイ)
全く知らなかったのだけど、実在の人物だそうです。

あらすじというか、話のスタートはこんな感じです。
「大浦屋は長崎の油問屋だった。
4歳の時母を亡くし、入婿の父は後妻をもらうが、お慶が16歳の時大火で店も家も全焼。父は後妻とその間にできた息子を連れて逃げ出してしまう。
店を存続させるため、17歳のお慶は婿をとるが、甲斐性なしと見てすぐに離縁。そののち自ら女主となる。
お慶はオランダ人から買い物を頼まれたことをきっかけに、茶を海外に売ることを思いつく(油問屋なのに!!)
はじめは密貿易でその後本格的に茶貿易をし、莫大な外貨を稼ぐ。」

茶葉を大量に手に入れるため、嬉野などの農家に頼んでお茶を育ててもらう描写があり、今もお茶の名産地として知られる土地の始まりがこの人だったんだ〜〜と感慨深いものがありました。
わたしの実家は製茶製造販売業だったので、お茶の話はとても身近に感じて面白かったです。

その後お慶は豪商として名をはせ、坂本龍馬ら幕末の志士たちとも交流があったり、山あり谷ありの人生を送るのであります。

朝井まかてにハズレ無し、だったんだけど、正直物足りなかった…
今回は新聞小説でたぶん3月末で終了というのが予め決まっていたのだと思います。
だから最後の方は駆け足だった。
だって、週1回連載のはずが最後の数日は毎日連載だったもんね。

それでもまだまだ書き足りなかったんじゃないかな。
横浜時代の話はもっと読みたかったな。
書籍化する時は大幅加筆をお願いします
面白かっただけに、尻すぼみ感が惜しい!!

精霊流しのシーンは堪らなかった
名シーンじゃった。

脇役の人たち、特にお店の人たちが身近に感じられて応援したくなりました。
弥右衛門、およし、おみつ、みんな幸せになってほしい。
あと、亥之二はしゃんとできるかなぁ(超心配)
書籍化が待ち遠しい〜〜
posted by 元女将 at 15:00| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする