2017年08月07日

『湯を沸かすほどの熱い愛』

上映中に劇場に見に行こうと思っていたのだけれど、時間が合わずに断念し、DVDがレンタルになるのを待っていました。
結果的にはそれが正解だった。
1度ではなく、2度、3度見ることで深く感動できる作品だったからです。

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あらすじです。
銭湯「幸の湯」を営む幸野家。
しかし、父が1年前にふらっと出奔し、銭湯は休業状態。
母・双葉は持ち前の明るさと強さでパートをしながらひとり娘の安澄を育てていた。
そんなある日、突然、双葉は余命宣告を受けてしまう。
双葉は残酷な現実を受け入れ、1年前に突然家出した夫を連れ帰り休業中の銭湯を再開させることや、気が優しすぎる娘(学校でいじめを受けている)を独り立ちさせることなど、4つの「絶対にやっておくべきこと」を実行していく。


とにかく宮沢りえがスゴイ。
それでなくても痩せているのに病気の進行とともにどんどんますます痩せていき心配になるほど。
鬼気迫る演技です。

それと子役がうまい!!
1年前に出て行った夫が何をしていたかというと、昔浮気した相手にバッタリ会い「あなたの子どもがいる」と言われのこのこ家に付いて行ったら、女は子どもを置いてサッサと出て行ってしまいどうしようもなくなりその世話をしていたというのです。
その子、鮎子は9歳。
オーディションで選ばれたそうなんだけど、この子がこの映画の肝かもね。
表情の変化にやられます。
てか、この夫、オダギリジョーなんだけど、どうしようもないダメ男なわけですよ。
へらへらへらへらしててもう腹立つ!!
けど、オダギリジョーなわけで、あの顔なーーーー許す

ダメっぷりを表すところはたくさんあるんだけど、例えばダメ夫がみんなにあるお願いをするところがあるのです。
土下座をしてお願いするんだけど、座る時にサッとクッションを足の下に敷くっていうね、もう、ホントに。
あと、余命わずかな妻に「俺ができることがあったら何でも言って」と言いながらビール(それも銭湯の売り物)をビシュッと開けちゃうっていう。

子役はもう一人いて、宮沢りえ演ずる双葉が夫の行方を捜すのに依頼する探偵の娘。
とても小さい子(3歳くらいかな)なんだけど、ラストの方で探偵のパパがある告白をするシーンがあって、その後でそっとその子がパパを抱きしめるのですよ。
もう涙もろい人なら一発だね。

ネタバレしないとどのシーンの感想も思うように書けないので、
すっごくいいから見て!!
と言いたいです。
で、見た人!語り合おう!!と言いたいです。

衝撃のラストシーン!って書いてあったので、ラストシーンの前で一度止めて、自分なりのラストを考えました。
これしかないな、と思って見たら、やっぱりそうでした。
こうやって一度止めたりできるのもDVDならでは。
一気に見てビックリさせるのが監督の狙いかもだけど。

そのラストシーンがホラーっていう感想もあったけど、私はおとぎ話として受け止めました。
二人の子役を見るだけでも価値ありです。
posted by 元女将 at 22:18| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする