2017年04月03日

3月に読んだ本

その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ 吉永南央
ペンギンを愛した容疑者 警視庁総務部動植物管理係 大倉崇裕
そのときは彼によろしく 市川拓司
七人の敵がいる 加納朋子
夜の光 坂木司
桜風堂ものがたり 村山早紀
ソロモンの偽証6 宮部みゆき
床屋さんへちょっと 山本幸久
骨ん中 荒木源

『骨ん中』に苦労して9冊に終わりました。
『ちょんまげぷりん』『オケ老人!』が楽しかったので読み始めたのですが

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勝手に荒木源さんをほのぼの系の作品を書く人と決めつけていた私が悪いのだけど、ギャップには驚くばかり。

出版社の㏋から拝借
バブル崩壊後の94年、日本海に面する東北の地方都市・岩館で大きな影響力を誇る川戸建設会長・川戸英太郎は、ゴルフ場開発に伴う暴力団系企業への多額の不正な債務保証での特別背任容疑の渦中にいた。さらに、逮捕直前には、息子で社長の英介が自殺するという最悪の事態を迎えたが、英太郎は表情を変えることなく、嫌疑をすべて認め、裁判は淡々と進んでいった。
 有罪判決が下り、すべてを失ってなお、心に平明を宿しているようにみえた英太郎は、やがて静かに朽ちていった。しかし――。すべてが結末を迎えたに見えた8年後の02年冬、この事件を静かに追い続けていた東日新聞社社会部記者・宮浦弘樹は、英太郎の死亡記事を地方紙の片隅に偶然見つけたことから、物語は大きな転調を迎え、重厚な三代にわたる一族の“血の物語"を呼びさます。


ありゃ〜〜〜
最初からこの紹介読んでいれば驚かなかったのにな(そもそも読まなかったかもな〜)
デビュー作がこの『骨ん中』で2作目が『ちょんまげぷりん』
1作目と2作目の間に、荒木源に何があったんでしょう?
『ちょんまげぷりん』も『オケ老人!』も映画化されました。
(『オケ老人!』は主人公が男性から女性(杏ちゃん)に変わってましたけど)
『骨ん中』は映像化されないだろうな。暗くて重いもんな。

『桜風堂ものがたり』
本屋大賞にノミネートされました。
人付き合いの苦手な書店員の主人公の成長物語と、本を売るための戦略と書店員のガンバリを描くお仕事小説の両面から楽しめます。

『床屋さんへちょっと』
山本幸久にハズレなし!です。
親の代から続くお菓子メーカーを倒産させてしまった後、繊維会社で定年まで勤めあげた宍倉勲が主人公。
8編からなる連作長編なのですが、現在から過去に遡る形で進んでいきます。
そしてどの作品にも床屋さんが登場します。
これを今月のイチオシにします
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勲がしょんぼりしている娘に言うセリフが好きです。
「おい、泣くな」「笑え、笑ってくれ」
「今日、いちばんおかしかったことを思い出せ」

さてさて、これから母の個展の搬入のお手伝いに行って来ます。
個展は明日から日曜日まで。
なんだか驚くほどのスピードで日々が過ぎ去ります。
posted by 元女将 at 12:03| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする